西部戦線異状なしのSUのレビュー・感想・評価

無情に次ぐ無情。。これが戦争の冷酷さの一部だと言わんばかりのノンストップ悲惨描写。
危機を脱せると気を抜いたばかりに、ちょっとした悪事が命とりとなる皮肉。靴の汚れを気にしたり、豪勢な食事をとっている優雅な上の者がもたもた休戦調停をしている間に地獄のような最前線で戦いを繰り広げる兵士たちとの対比がエグく、あまりの理不尽さに涙が自然と出てくる。