救われないし、報われないし、感情が"悲しい"とかではない、どうしようない悔しさと無力感。誰の為の、何の為の争いなのか。自分の身の回りの小さな揉め事や嫉妬、妬みからだってもしかしたら大きな争いに発展する事もあるかと思うと、その譲れない拘りにどんな意味が?価値があるのか?と問いかけたくなる。ハッピーエンドでも無いし、大きなストーリー展開もない。だからいい。言いたいことは見た人がそれぞれ考えれば良い。そして、いまでもこの時代でも同じような事がすぐ側で起きているということをどう思うのか。私たちに問いかける、そんな作品。