たんぽぽちゃん

西部戦線異状なしのたんぽぽちゃんのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
3.8
戦争が描かれている。ただひたすら、淡々と。そこにドラマティックなシーンや感動を訴えかけてくる所謂お涙頂戴シーンはない。悲しむ隙もなく人が死んでいき、物語が進んでいく。きっとこの映画のように、それぞれ家族や大切な人がいる青年が、たった数年前は夢と希望に満ち溢れた眼をしていた青年が、戦争のせいで淡々と命を落としていったのだと思うと重く、苦しい。