こうだい

フェイブルマンズのこうだいのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
2.3
Filmarks試写会で鑑賞!

巨匠スティーヴン・スピルバーグが自らの少年期を描いた自伝的作品!

スピルバーグ少年は初めて観た映画に衝撃を受け、自分でもそのシーンを再現して撮影するように。その後も映画撮影に熱中し、ボーイスカウト時代に撮影した作品では、既に監督としての才能が開花。子供達だけであのクオリティの作品が作れるって凄い。スピルバーグは母親譲りの芸術家タイプであり、やはり監督としての才能と情熱を幼少期から持ち合わせていたのだなと実感……。

ただ、思春期には映画から離れることも……?!
映画に人生を翻弄されつつも、映画に取り憑かれた男。彼の作品に影響を与えた、少年期の様々な出来事を追体験できた。

ラストはしっかりと明るく締めるのも良いね。ちゃんとアドバイスを守るのが可愛い!本当はこの先をもう少し観たかった気もするけど、この作品は多分、少年期を淡々と描く事に意味があるのだろうなぁ。

冒頭のお父さんとお母さんが映画の説明をするシーン、改めて振り返るとよくできてるな〜!

フィルム撮影と映画館での鑑賞にこだわる、スピルバーグ監督のルーツを垣間見れた気がした。

ただ、冒頭とラストは良かったが、中盤を丁寧に描きすぎて中だるみしている上に、母親の身勝手さにイライラして冗長に感じてしまった。個人的には、肌に合わなかった。
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