るん

フェイブルマンズのるんのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.0
スピルバーグ監督の自伝的作品ということで公開初日?に鑑賞!
フェイブルマンとはなんぞやと思ったら、ファミリーネームだった。
ごくごくありふれた、普通の家庭で育った好奇心旺盛な少年サムが生まれて初めて観た映画に衝撃を受け、8ミリカメラの撮影に没頭。
少しずつ成長していく姿が描かれるのだが、カメラを通して気づいた母親のセンシティブな事情に戸惑い、思春期の中で悩んだりする細やかな心理描写は思わず涙が止まらず…。
サムが成長してもそう簡単に人生はうまくいかず、ハイスクールでは人間関係にモヤモヤ。それでもサムは、1歩ずつ前に進んでゆく。どこまでがスピルバーグ監督が経験した事実に基づいているのか分からないけれど、とても胸にじんわりとくる作品だった。

すべての出来事には意味がある。

これ、すごく名言!
戸田奈津子さんの翻訳に脱帽。
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