このレビューはネタバレを含みます
スピルバーグの自伝的映画
これが、後に名画『激突！』を作った男の原点である…って思わせる始まり方が抜群によい
『ニュー・シネマ・パラダイス』とか『ヒューゴ』よろしく、少年期の映画愛に溢れまくってる感じが最高すぎる
昔の、みんなでワイワイガヤガヤ映画観てる感じがとても好き（今は、静かに観なきゃって文化だけど、本来映画ってそうなの？っていつも思ってる）
一方、青年期になってからのシリアス展開が長すぎて……わかるんだけど、長い
スティーブン、なんか最近嫌なことあった？話聞こか？
長めの尺ではあるもののこのペースではいいとこまでたどり着けないぞ？という危惧は当然にも的中
スピルバーグって、ユニバーサルの中に潜り込んで勝手に空き部屋に自分のオフィス作ったみたいな、少なくともそのエピソードは期待してた
そんなエピソードも含め、全体的にアスペ感は足りなかった
もうちょい偉人変人の話でよかった
そんなこんなだけど、最後のジョン・フォードとの邂逅はとてもよい
エンドクレジットでデヴィッド・リンチと出てきて驚愕したけど
絡み合ったんだ、作風違いすぎるけど
そして、あのラストシーンは熱すぎた！！
なぜかめちゃめちゃ泣けた！！
もっと先まで描いてほしかったのはあるけど、未来を感じさせまくりでやばすぎた！！
