くぼたたた

フェイブルマンズのくぼたたたのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画に吸い込まれるように没入したような気がする。
映画でくらわされたなって感覚。
スピルバーグやっぱ映画上手すぎ。
名監督あるあるで、サラッと「映画うま〜」を入れてくる。
映画上手いっていうのも、もはや失礼なんちゃうかって思うくらいのサラッと感。
ラストシーンはもうすごすぎ。
ラストシーン100億点ランキング堂々の一位かも。
あんなん普通なら鼻につくぐらいこれみよがしにやっちゃいそう。
とにかく映画館で見れて良かった。

ストーリー、よく考えたらこれとんでもない話じゃない?
「好き勝手に生きよう!えっ?周りの大切な人とか?そんなん知らん、知らん」って感じの無責任大勝利話やん。
あと登場人物、全員イカれてる。
まとめると最高ってこと。

好きなこととか、好きな人とかなんでもとにかく好きがある人へのひたすらな応援歌に感じた。
好きに対しては無責任に身勝手に生きよう!っていう行き過ぎてるくらいのメッセージ。
フェイブルっていうのは「おとぎ話」みたいな意味があるらしいけど人生のひとつの面として、それはあると思う。
自分の体感というレンズを通して、脳というフィルムに記憶されていって人生っていうおとぎ話が作られていく。
おとぎ話の中に生きて、おとぎ話を作ってる。
生きるっていうのは、おとぎ話とも言える!…ような。
フェイブルマンズってタイトルが複数系なのは、フェイブルマン一家のお話というのと、この作品で感動した人生というおとぎ話を現在進行形で生きてる観客のお話でもあるからなんかなと思った。
つまり、人生を生きてるあなたも今日からフェイブルマン!
好きが見つかったらそこに身勝手なくらい直進しよう!
あと、ホライゾンは上にあるのが面白い画!下にあるのも面白い画!真ん中にあるのはクソつまらん!以上!
あのシーンホンマ大好きやわ。
ありがとう、スピルバーグ。
でも、またサメとか宇宙人に帰ってきてもええねんで。
くぼたたた

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