全然、ヒットしていないらしく、早めに上映が終了してしまうかもしれないので、急いで見てきました。
バビロンやエンパイア・オブ・ライトと映画をモチーフにした作品が最近相次いで公開されているが、今作もその類の映画かと思いきや、家族の話だった。
しかもハッピーエンドとは言えないし、ドラマチックな展開もあまりない。
スピルバーグが一般ウケを狙って作ればいくらでも作れるんだろうけど、敢えてそうしなかったのは、この映画は両親に向けて作ったホームムービーなのかもしれません。
ただ個人的には今年一番良かった。
映画にはまり、家族が引き裂かれたとしても、不幸もネタにできると考えてしまう映画作家の悲しい性。家族の恥部を世間に晒してでも作ってみたかったんだろうな。
そこまで出来る精神がないと一流にはなれないんだと思う。