やなあき

フェイブルマンズのやなあきのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

Fableman”s”と複数形にしたことの意味の強さ!

映画を生業とすることの素晴らしさだけではなく、罪深さを重要なテーマとして置いていることで映画としての信頼感が増す。

そして自伝的映画として抜かりないクオリティの高さ、スピルバーグ自身の自己分析の鋭さが光る。彼は客の反応を第一に考え、実験・発明を幼少期から多くこなしていることがわかる。

窓から差し込む月明かりを味方にして、雨の雫や影を壁に映し出す表現。これがめちゃくちゃスピルバーグで出てくるとキター!ってなる

ハリケーンの中車で飛び出して「Everything happens for a reason」を叫ぶ母親。スピルバーグがこれを信条として映画を作っているのも理解が深まってよい◎

ポール・ダノの父親役良すぎ。Little miss sunshineで頼りない息子役して、スイス・アーミー・マンで激ヤバ無人島生き残り芸人やってた人と同一人物と思えん。

そして最後のデイビッドリンチ出演とアングルの話からのラストカットしびれすぎました・・(T_T)
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