このレビューはネタバレを含みます
3.12フェイブルマンズ 映・初:星4.1、スティーブンスピルバーグ監督作品。
思っていたよりも映画比重より人生比重の方が大きくて幼少期から大学中退後に本格的に映画監督になるまでを描いた作品。不倫証拠を収めたフィルムを見せてから映画撮影をやめた辺りから話が人生寄りになってサムの青春が描かれるようになって「んー?」って感じになった。もう少し、映画の裏側なんかが描写されててほしかったかな。
ただ、さぼりデイを題材にした高校最後の映画上映後のサムといじめっ子のシーンは印象的。とらえ方は人それぞれ。ちゃんとユダヤ教によるためのイジメ暴力や性表現もあって+16設定成程。映画監督になる前に様々な葛藤とダメージがあったのだと感じられた。ただ、家族の三角関係からの離婚のストーリー展開はちょっといただけなかった。結果的にはあまりハッピーなエンドではない?「すべてのことには意味がある」「水平線は下にあると面白い」「上にあっても面白い」「でも真ん中はクソ」。