映写技師をしている主人公が新作ホラー映画を横流ししようと同僚とともに夜中の劇場で上映していたところなんと同僚は失踪し、しかも劇場ではその映画になぞらえたかのような現象が起こり始め…というお話
例えば出没した怪異の存在感がありすぎたり自己主張が強かったりはするものの、恐がらせたいのか笑わせたいのかわからない、みたいな逃げの描写もなく真摯にホラーをしていて良かったように思います
惜しいことにあと一歩か二歩ほど恐さが足りない気もいたしますが、そのへんはもしかしたら発展途上なのかもしれないですね
というか下手に過去の栄光にあぐらをかいて駄作を量産するくらいであれば、粗削りながらも色々工夫しているほうがよっぽど好感がもてるのが世の常でしょう
面白いというほどでもないけれど、わりと好きです