最高のサイコロジカルスリラーを完成させようと頑張る映画監督の周りで謎の殺人事件が多発するサスペンスホラー🇮🇹
監督は「The Obsessed」「Xpiation」などアンダーグラウンドな作品を作り続けるドミジアーノ・クリストファーロ。
渋い作風が最高に堪らない🤩
ストーキング描写、手元をフォーカスしたカメラワークなど古典的なジャッロ映画を思わせるシーンの数々。
それにJAZZやシンセを駆使した怪しげなBGMが合わさり、いかにもイタリアンな雰囲気を醸し出してくれます。
現代という時代設定も何処か70年代に見えてきてしまうほど素晴らしい完成度。
ストーリーはよくあるパーターン🤔
本作、人狼要素も組み込まれていますが犯人を予想するまでもありません。
いつもの行き過ぎた情熱が織り成す惨劇でございます。
ただ作風がしっかりしてるので許容範囲内。
登場する殺人鬼がこれまたクール🦚
「アクリエアス」のフクロウ頭を彷彿とさせるクジャク野郎。
紳士なスーツに見を包み、鋭いカミソリで獲物を切り刻みます。
地味ではあるもののリアリティがあり、謎のカッコよさが。
死体に羽を一つ置いていくのもオシャンティー。
ドミチアーノ作品だからと言って鬼畜&グロ描写は期待しないように⚠️
ペチャンコ頭部や顔面剥がし等のシーンは用意されてますが、どれもオマケ程度。
渋々な作風、殺人鬼がクセになるジャッロ愛が生んだ怪作です👁️🗨️