パラ

銀河鉄道の父のパラのネタバレレビュー・内容・結末

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

宮沢賢治に関する専門的な知識は持ち合わせていないため、史実とどれだけ差異があるかは気にせずに鑑賞。あくまで物語として。

ケンさん相当に生きづらかったろうな。お父さんも大変だったろう。
弱さと見誤るほどの優しさを持って、まともに生きられるほど優しい世界じゃなかったんだろうな。
彼の生涯にどれほどの幸せがあったのかを考えると少し悲しくなる。トシの死後、描くことがどれだけ救いになっていたのだろうか。もしかしたら使命感のようなものしかなかったのだろうか。
何にせよケンさんは一生懸命に人のために生きたのだろう。ケンさんのように私も生きたい。

個人的に宮沢賢治の作品で好きなのが「永訣の朝」なので、トシの死を丁寧に描いてくれてよかった。
私からしたらピークまである。
また読み返そうと思う。

子供2人先に亡くしたご両親の悲しみは推し量れない。
全体通して不幸が降りかかる物語。
だけどケンさんの物語は作品になり、現代でも読まれている。
いなくなってしまったということより、その人が生きていたということが重要なんだと教えてくれる作品。

ごめん。エンディングの曲全然合ってないと思う。これは違う。あとホント個人的でごめん。いきものがかりの声が割とおばちゃんになっててなんかショックだった。
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