ももんがぁ

We Are the Flesh(英題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

We Are the Flesh(英題)(2016年製作の映画)
3.4
映画史上初!CGでキャンタマが脈打つシーン!!

またまたとんでもないモノを見てしまった感ね。
やはりメキシコという国はヤバいという一言でしか表せないのかもしれんね。いやはや色んな意味ですごかったよ。


荒廃した世界。
終末後の混沌とした世界で食糧と寝床を探して2人の兄妹ルシオとファウナが廃墟と化したビルにやって来た。
ところが既にそこには1人先約の小汚いおっさんがおったのね。

そのおっさんマリアーノは兄妹に食糧と寝床を確保してあげる見返りに2人に段ボールで子宮みたいな通路を作るのを手伝わしたり、朝早くからデッカチャンスタイルでドラム叩きまくるし、まぢなんなん?

そしてマリアーノの要求はどんどんエスカレートしていき遂には2人に近親相姦を要求してきてあら大変。

近親相姦、ロリコン、キメセク、ネクロフィリア、カニバリズムとラストでは肉欲のカオスと化すメキシコのエログロアートホラー。


なんと言ってもメキシコのギャスパー・ノエの異名で知られる26歳の若手エミリアーノ・ローシャ・ミンター監督の初長編デビュー作でして、暴力描写にドラッグガンギマリ描写と異質なカメラワークはまさにノエ。

こんなフェラチオをまざまざと見せられたのは初めてですし、サーモグラフィーセックスは007を思い出したよね。


特にマリアーノを演じた小汚いおっさんの舌なめずりとかまぢで気持ち悪くてよくこんなおっさんを発掘してきたよね、キモさが異常。

でもこの映画の根底にあるテーマとか深掘りしたところで意味も無さそうですし、やっぱり比喩的な映画は好みで無いな。なんならキメセク系AVも好きじゃないんで全く合わなかったわ。

ただラストのツイストは凄かったし、あのどんでん返しはちょっと予想してなかったから度肝抜かれたね、見終わってからのタイトルの意味が憎い。


それにしてもメキシコはやっぱり狂っていると実感したよ。絶対こんな国には住みとうないてぇ、

しかもこの監督当初は主演の2人をガチの兄妹でやろうとしていたから最早狂っているね、この監督のヤバさがいっちゃんホラー。
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