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蛇の穴のShoのレビュー・感想・評価

蛇の穴(1948年製作の映画)
3.5
フォロワーさんからのオススメで鑑賞。

鑑賞後まず言いたかった。
アマプラで観たのですが、あらすじ何か違う^^;

精神病院に入れられた女性(バージニア)が、担当医(キック)の献身的な施療により回復に向かうも、それに嫉妬した看護婦から凶暴な患者が収容される雑居房へ入れられる…。

と、ありますが。
これじゃまるで、先生と患者の関係に嫉妬に狂った看護婦のしつような嫌がらせが始まるドロドロの復讐劇。

実際は、
担当医とのロマンスはないし、看護婦からあからさまな嫌がらせはないし、そもそもバージニアには夫がいるし。
ただ、担当医以外は冷たい。

物語は、バージニアが精神病院にはいっていて、そこに至るまでの経緯や幼少時代のエピソードを交えつつ進んでいきます。
バージニアの心の声が字幕で出てくるので、「実際の精神病患者も、自分は病気じゃない!」って思ってるのかと考えたら、ちょっとホラー。
ホラーついでに言うと、白黒映画だから精神病院という場所自体のホラーさが2割増。

退院にあたっての医師たちを前にした面談は見ていて不快でしたね( ๑º言º)

見どころは、バージニア役オリヴィア・デ・ハヴィランド(存じ上げませんでした)。
精神病者の表情 行動 心情。ビシビシ伝わってくる迫真の演技。

オリヴィアさん、イギリス人の両親を持って出生は東京。2020年までご存命で104歳まで生きたそう。
東京生まれってだけで親近感わきます。

ヨリドコロはキック先生も優しいですが、夫(ロバート)もとにかく優しい。
ボクだったら途中で見放すかも?笑

やはり何であれ、病を患った場合は医師や周りの支えが非常に大切ということを学びました。

ラストはアレで良しです(^_^)ノ
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