観たかった本作が北海道でもやっと公開されたので映画の日に遠出して鑑賞。
そこまで深い話では無さそうなのが評価の低い原因かな?
とにかくかなり酷い昔の風習みたいな話が淡々と展開されて行くが、それは本当にあった事なのかどうなのかという説明は無い。
それこそまさに「遠野物語」と同じで、幻想的な話をあたかも本当にあった事のように事実体として描く事で、妙に真に迫ったリアリティを醸し出している。
その空気感を感じられただけでも本作の狙いは成功しているのではないかと感じた。
冷静に考えると永瀬正敏演じる主人公の父親がクズ過ぎてもう駄目だった。
山田杏奈演じる主人公がいかにして山女になって行くのかというのが面白い所ではあるが、その過程をもう少しじっくり見たかったなぁというのが本音だった。
ただ、ラストのシーンから醸し出される主人公のオーラは圧巻だったなぁと思った。。