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aftersun/アフターサンのtouchのレビュー・感想・評価

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
4.4
"生きたい場所で生きろ なりたい人間になれ"
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大傑作!!
見つめる視線、見つめ返す視線…「目は口ほどに物を言う」というがまさに「眼差し」がすべてを物語る。
ひとの眼がもつ引力、言外のメッセージを注意深く観察して、見事に捉えている。
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やがて終わりがくる夏のひととき。一瞬一瞬が愛おしく、瞬きすらも惜しくなる。
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シャンタル・アケルマンの鋭い観察眼、エドワード・ヤンらアジアニューウェーブの撮影術などアート映画の影響が色濃い。
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最大の参照作品はソフィア・コッポラ『SOMEWHERE』だろう。普段離れて暮らす父娘のひと夏という設定、プールの描写などオマージュが散りばめられている。
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