aftersun／アフターサンのさゆのネタバレレビュー・内容・結末

31歳と11歳の親子のひと夏の思い出。
カリムは20歳そこそこで子供が産まれて、父親の自覚なんてないまま父親になってしまったんだろうな。
娘に見せる父としての顔と素のカリムの対比が辛く感じた。
ソフィは子供から大人に近づいていく途中で、「大人がすること」への憧れの描き方がリアルでとても良かった。
終盤、背中を震わせて泣くカリムの姿がじんわり来てしまって少し泣きました。
なんだかすごく胸に刺さる映画だったなあ。
最後はあっさりと終わってしまうのだけど、一つ一つのシーンが後からじわじわ思い出す度に胸がキュッとなる感じ。
公開から日が経ってもう上映館少なくなってしまったけど観てよかった。