原題『eXistenZ』
監督・脚本 : デヴィッド・クローネンバーグ
撮影 : ピーター・サシツキー
編集 : ロナルド・サンダース
音楽 : ハワード・ショア
出演 : ジュード・ロウ、ジェニファー・ジェイソン・リー、他
悪夢のようなバーチャルリアリティーゲーム世界に迷い込んだ男女の逃走を描く幻想SFサスペンス映画。
アップデートされた『ヴィデオドローム』
映画。
当時のイランの最高指導者ホメイニから“死刑宣告≒暗殺指令”を受けた『悪魔の詩』の作者、サルマン・ラシュディ氏との対談がきっかけで、クローネンバーグが本作の構想を練り始めたらしく、創作物を作り出す行為によって特定の権威から死刑宣告をされる恐怖から編み出した物語らしいです。
ソレをこういう「映画」という形で表現するのは、いかにもクローネンバーグ的で、唯一無二な映画作家だなと。
ですが、
本編のバーチャルリアリティーのオープンワールドで展開される物語内容がつまらなく、クローネンバーグ過ぎるゲーム機や銃などのガジェット、登場する気持ち悪い生物の変態度を楽しむ作品かも。
