脊髄に穴を開けケーブルを差し込むことでバーチャルリアリティゲームができる世界。
私もドラクエとか好きなので、ゲームの世界に入れたらなぁと思ったこと何度もあります。
そんな夢を叶えた!と言いたいところだけど、監督はクローネンバーグなのでそんな単純なものではなかったです。
肌色で気味悪くぬめぬめ動くコントローラーと腸のようなもので繋がれているケーブルを脊髄に差し込む。クローネンバーグ監督お得意のエロ&グロ。
そして銃も生物も銃弾に至るまで全てがでろんでろんにグロいです。
これは現実?これはゲーム?それとも幻覚?
その感覚が失われていく展開は同監督の「ビデオドローム」と同じように感じました。
クローネンバーグ監督の作品は、グロいものに気を取られたら煙に巻かれて置いてけぼりにされちゃう気分にいつもなる。けどそれが癖になるというか嫌いじゃないから不思議。
275/2016