HarryT

独裁者たちのときのHarryTのレビュー・感想・評価

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)
4.0
快作、かつ怪作。
主人公4人は、本人。アカデミー主演賞は、取れない。他に2人、本人の映像がない人もいます。これは、しょうがない。
4人とも、ファシズム、コミュニズム、インペリアリズムを心の底から信じていて、誰も罪の意識はない。だから、天国の門が開くのを待っている。みんな、政治、経済のひび割れから、頭を出してきて、何千万人が死んだ。兵士たちの恨みの言葉も彼らには、さっぱり届かない。
ゆっくりと話は進み、いや、進まず、停滞して、また次の日も同じことが繰り返されるだろうと思わせる。
ほとんど同じテンポなので、眠くなるが、それも狙われている気がする。
人間喜劇。
HarryT

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