どらみ

ファイブ・デビルズのどらみのレビュー・感想・評価

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)
4.7
カンヌのクィア・パルム選出

嗅覚に特別な力を持つ少女が
母の少女時代の叔母との恋を阻止しようと
タイムリープを繰り返す

先が全く読めない
匂い立つ体感したことのない映像体験に魅せられ
恐ろしくも切なく悲しい
愛のstoryに引き込まれた

大好きな”パリ13区”の脚本レア・ミシウス監督
若く素晴らしい才能から目が離せない

アフタートーク
ゲスト坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム主任)
   森直人
進行 立田敦子

無国籍性でありつつ普遍性も
最終的にはシンプルな人間の欲望等に帰結する
緻密とおおらかさの複雑な魅力

監督が拘る35ミリフィルム撮影の見えない醍醐味が強み

女優達も問題意識を持って出演し
新しい女性像を更新している

簡単に伏線回収できるようには
世界は単純にできていない(全く同意)
謎を遺すリアル
どらみ

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