なすび

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版のなすびのレビュー・感想・評価

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チチって変な名前だなぁと思ってたら琪琪か!台湾でよくあるあだ名だった
モーリーと琪琪ぜったい付き合うと思ったのになー!二人のシーンは、女ともだちというには距離間近いなと思って、勝手にドキドキしていたのだった。喫茶店のシーンも、二人が喧嘩して言い合うシーンも恋人同士みたいだし、特に映画のジャケット写真にも使われているプールのシーンは、雰囲気がすごく親密でロマンティックでやばかった。んで、煙草の火の受け渡しはもう…!これは確信犯。だめ。(いい)。すごく好きなシーンです。

小明はめっちゃ台湾人の男っぽかったし、アキンはステレオタイプの本省人って感じしたし(喧嘩っ早くて見栄を気にしてるとことか)、小明と琪琪の喧嘩は台北の街でよく見る恋人たちだし、リアルすぎて、リアルで、うってなった笑
(アキンはモーリーと台語で話しているし中国語にもくせがあるので本省人だと思う。)(ということはモーリーも本省人?)

で、出てくる男の人の言動がみんなキモいところがめちゃめちゃ濱口竜介の映画に似てた。
セクハラ演出家のシーン生々しかった

前半は会話量多いしどんどん人の名前出てきてパニックなってたけど突然ものすごい画面が出て心がむぎゅって掴まれることが何回かあって後半は色んなことが繋がってきてアハ体験して、最後の華麗な終わり方でもう天才!ってなった。

オードリーヘップバーンに似せてる琪琪が、フリだけだと非難されて、そうじゃないのに!と言い返すのは、監督はオードリーヘップバーンに対してもそう思ってたのかなと思ったり。

これ今日から上映なのに、昨日勘違いしてカウンターで頼んで、えっあっ今日土曜日じゃないか!💦ってめちゃ恥ずかしい思いした。最近ポンコツがだいぶぶいぶい言わせてる。
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