粗大

デッドプール&ウルヴァリンの粗大のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく楽しさ重視のエンタメ映画
ノー・ウェイ・ホーム以来の良さだった
メタ的な視点に振り切った特異な映画
嬉しさや出演の衝撃度はノー・ウェイ・ホームを超えられなかったが、楽しさは超えてたし、感動という点でもタメはってた
勿論もっと良く出来たなという点もいくつか
これらの点を改善もしくは修正追加してたら、正直ノー・ウェイ・ホームも超えてエンドゲームに並んだポテンシャルはあったと思う

ローラは出てくるのわかってたが、ヘンリー・カヴィルとクリス・エヴァンスは衝撃的
笑える部分がしっかり多い
音楽のセンスが良い
エマ・コリンが可愛くて声が色気ありすぎ
カサンドラとしても好きなヴィランだった、強くてサイコで大物感もある
ワンダくらい無法な強さだけど弱点もあるのが良い塩梅
パラドックスも悪徳ビジネスマン感悪くなかった
レディプールがブレイク・ライブリーなのがスタッフロールでしか確認できなかったのは残念
ガンビットはガンビットというよりもチャニング・テイタムが好き
アクションもグロくて良い
これまで打ち切られたもの、忘れられた作品の救済という意味でそれをマルチバースに落とし込んだのはノー・ウェイ・ホーム同様素晴らしかった

とは言っても完璧ではなく
デッド・プール軍団がほんとにただ出すだけだったのと
時間が短かったために描ききれなかった感と
一本の映画として作ろうとしてた良い点でもあり悪い点でもあるのが、MCUとの繋ぎが薄くてぎこちない感じだったこと
前半の詰め込みとテンポの良さが凄すぎて(カメオ、もしもの畳み掛けが最高すぎた)、後半若干薄味に感じたこと
終わり方もあっさりだったのでカサンドラ勿体無いなとも思ったけど、デップー、ウルヴァリンのヒーリングファクターとしての特性はいかせてたとも思う

正直良い部分も多すぎて書ききれない
とりあえずヒュー・ジャックマン、ショーン・レヴィ、ライアン・レイノルズに感謝
粗大

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