このレビューはネタバレを含みます
轟音上映、吹替版
予想していた内容がそのまま出てきたという印象で期待を超えなかった。
一つ一つのシーンは面白いが感情的に盛り上がれるようなところほぼなかった。
デップーとウルヴァリンの喧嘩シーンは死なないとわかっているので緊張感がなく、ラストのデップー軍団に対しても同様で、カタルシスのある戦闘がなかったのが残念。残酷表現が多い割にスカッとしない。
劇中のほとんどを占める虚無空間という場所にもあまり面白味を感じなかった。
カメオ出演で大事にされているキャラとそうでないキャラの扱いの差が露骨すぎて、既に死亡したと語られるデアデビルやパニッシャー、F4の面々など過去の映画と同一人物として受け入れるのは無理だった。
ローガンがカサンドラを殺さないという選択をするシーンはちょっと感動した。
過去映画のキャストを集めるならカメオ出演だけで終わらせずにアベンジャーズみたいに一本の映画で観たい。