とにかく川上の人間性に苛立った。
どこまでリアルに描いているのかはわかり兼ねる。
あくまでフィクションベースのノンフィクション。
実際の映像を使っているので、そこがかなり辛かった。
もちろん、環境のせいで不幸になる。というのはわかる。かなり理解できる。
ただ、川上は都合の悪いことを全て人のせいにしてるのが腹立つ。
境遇には同情するが、相手が100%悪い。自分は何も悪くない。という考えには賛同できない。
あまりにも思考回路が短絡的で幼稚すぎる。
妹を待っている時に石同士をぶつけて遊んでいたり、仕事終わりに脱いだヘルメットを投げ捨てていたり、幼稚な行動がかなり目立つ。
お金が無くて大学に行けない→銃を自作できる程の頭の良さはあるのだから、しっかり協定平均上げて推薦狙ってくれ。
資格も沢山とったのに意味がなかった→映像として映ったのは2、3個だけ、しかも簿記は三級。学歴がなく、しっかりした職につきたいのであれば、もっとやるべきだし、職に合わせて取る資格は厳選するべき。
マニュアルより効率のいいやり方をする自分を、上司が気に食わなくて仕事が続かない→友達もおらず、自ら人付き合いが苦手だと言う癖に、そこを人のせいにするのはどうなのだろう。
実際に大学資金を援助している人たちがいて、被告も社会復帰したら大学に行きたいと語っていたが、この映画の中の川上のイメージだけで言うと、大学に行けたとしても途中で辞めるだろうし、大学卒業出来たとしても、職に就けないと思う。就職上手くいってもすぐやめちゃうだろうな。
環境以上の問題が、彼にはある。
そこを環境のせいに出来ないのは、妹がおじさんにお金を出してもらって大学に行き、就職をしているから。
川上は妹に「女はいいよな」と発言をしていたが、自分が将来性を見せれなかったからだろうに、お門違いで妹を傷つけていて、どうかと思った。
神様はお金を求める、的なセリフ
そんな神煩悩だらけだから崇拝しないほうがいいぞ。
屈強なボディガードからの、ガバガバ拘束ちょっとおもろい。
雨の使い方が斬新でいい。
ロケ地が独特すぎて、どこのなに??と思った。
ブルーハーツは皮肉表現として使ったという解釈でいいのだろうか。
色々思うところはあったけど、制作期間を考えたら素晴らしいとも言えるが、個人的に川上の人間性が無理すぎて、もう観たくはないかも。つ