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ストールンプリンセス キーウの王女とルスランのIKのレビュー・感想・評価

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2018年に公開されたウクライナのアニメーション映画。
日本で公開するためにクラウドファンディングが行われ、今回めでたく日本での公開+日本語吹替版作成が決まったという経緯がある。

ロシアの詩人 アレクサンドル・プーシキンの童話「ルスラーンとリュドミーラ」を原作としているが、全く知らなくても問題なく楽しめるストレートなファンタジー映画。鼻ほじりや「マトリックス リローデッド」要素はあれど、皮肉もブラックユーモアもほぼ皆無なド直球振りは、懐かしさすら感じる程。
深いメッセージや意外性を求めると肩透かしを食らうかもしれないけど、ファミリー映画としては文句なく安心して楽しめる。

また見た感じキャラクター造形はディズニーっぽさがあるけど、実際に映画を観てみるとディズニーともドリームワークス(「シュレック」)ともイルミネーション(「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」)とも異なる雰囲気や魅せ方を強く感じた。具体的な箇所を挙げるのが難しいけど、カラフルさや演出ではなく根本から別物って印象。何でだろう。
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