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こんにちは、母さんのseapointのレビュー・感想・評価

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)
2.2
毎度思うのだが、山田洋次作品は昭和である。口語がそうなのだ。彼の特徴とは言え、令和である。
今回の売りは吉永小百合が派手なり恋愛中とか?蓋を開ければそりゃ江戸っ子的な口語かも知れないが、ちょっぴりね。やはり品があるんだもの。ここなのだ、吉永小百合が変わらなければならないのは。何を演じても吉永小百合。
熟年恋愛は今若者より活発とか?ゆえに高齢者は元気。2人お別れ時は鼻の奥がツンとしてしまったが。

下町舞台で家族、ご近所人情がいっぱい。でも行き過ぎ、夢見すぎ。昭夫と木部、悲惨だわ。今後の展開は語られていないが、昭夫、その齢からの再就職は厳しいよ。それでも彼の清々した気持ちって、これは映画だからねぇ。

下町の雰囲気は実際あるわけで、映画に出てくるような店もあるだろう。経営難の所もあるだろうが、残したいものだ。

さて、吉永小百合。猟奇的殺人役をやっていただきたい。もちろんサユリストは許さないだろうが、誰しも観たいと思うのでは?
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