こんにちは、母さんののんのんとピーターラビットのレビュー・感想・評価

山田洋次監督の独特な台詞・演出。昭和時代がまるで止まったかの様な下町風景。そこに、現代の景色や現状をうまく取り入れていたが、なんだかしっくりしない場面も多々あった。なくなりつつある昔の物の良さ、便利になったが実は使えない物。エリート社会の生き辛さの対比としてホームレスの生きる力の逞しさ。そこに本当の幸せとは生きるとはを問いかけているでしょう。「死ぬのは怖く無いが、人に迷惑をかけたくない。」との吉永の言葉が高齢者の心に刺さる。