たにわき

こんにちは、母さんのたにわきのレビュー・感想・評価

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)
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こんにちは、母さん
息子の突然の帰省に笑みが溢れる母☺️
吉永小百合さんの演技痺れました!

親からしたら子どもは
いくつになっても子ども👦
心配事は尽きないのだろうな…笑
そして洋ちゃんの演技良かったな〜🙆‍♂️

山田洋次監督の「東京家族」や
「家族はつらいよ」みたいに家族のあり方を
考えさせられる作品はとても大好き。

今作品は「親子の関係性」というよりも
「サラリーマン」という生き物の描き方に
疑問を持ってしまい、
そればかりに思考を巡らせてしまった。
山田洋次監督が描く
「サラリーマン」像がズレている?ように感じて
個人的にはしっくりこなかった。

確かに大人は仕事を通して、
だんだん素直になれなくなる。
建前という名の嘘。
相手の言葉の裏を探る。
思いやる心はいらない。
優しいだけでは生きていけない。

組織で働くにはこういった一面もあるだろう。
悩むこともある。

今作からは
仕事で悩み苦しむなら
いっその事辞めてしまった方が良い
というように感じとれてしまう。

もちろん体と心を壊してまで
続けなければいけない仕事はこの世にない。
ただ悩み苦しむことは不幸ではない。

お母さんのセリフ
「反対の方が良かったよ
切られる側の方が。」

自分が親ならそうは思えない。

昭夫のセリフ
「今の職には向いてなかった
のかもしれません。」

仕事は向いている、
向いていないではないように思う。

色々と細かなところが引っかかってしまった。
特に今自分が仕事について悩んでいる時期だから
過敏に反応してしまうのかもしれない笑

お母さんと昭夫の関係性、
昭夫と舞の関係性、
お母さんと舞の関係性、
どれも違ってどれも良かった。

全体的に素敵な作品ではあった。
たにわき

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