50年後。日本。 「死体に意識を残す」研究を行っていたウィは、恋人であるヨーコが死に瀕したことにより実験を行い成功させたが、国家権力に追われる身となった。 徹底して情報が隠蔽される中、小隕石落下が噂された。その影響ゆえか、ヨーコとの意思疎通が困難になってきたウィ。そこで昔、共に研究を行っていた男たちを呼び寄せ、その捜索に加担させる。 集まった男たちはヨーコへの思慕を抱く者や実験結果を横取りしようとする者たちであった。 一方のヨーコは死んでいるのに意識があることの違和感をウィに訴えるのだが… ヨーコを取り巻く男たちの欲望や苦悩、苦渋を表現し、未知なる世界を描きながら、人間とはなにか? 生きるとはなにか?を問う。