Dr女狐

ほの蒼き瞳のDr女狐のネタバレレビュー・内容・結末

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

最後の展開が本当に強烈だった。
これぞ、どんでん返し映画と言われるべき作品。

性暴力にあった本人もそうだが、家族でさへも深い悲しみの連鎖に陥ることがある。そして、それはどの時代もそうだと言える、
最後のポーの決断はとても良かった。性暴力は殺人と同じであり、実際娘はそれが原因で死んでいる。
そして、主人公の宗教観や士官学校に対する見方も最後になるほどなと思う出来だった。

途中まで主人公目線で事件を解決していて、詰めが甘かったり彼の話の証拠の弱さに対して疑念を持ちつつ最後のシーンになりそこまではあまり面白くないミステリーだったと思っていたら突然、ポーの謎解きのシーンになり、怒涛の展開。これには本当に驚かされた。ただ、本当に心が痛くなっていて気軽なミステリーが観たかった自分としてはかなり落ち込んでしまった。。。
そして、最後のポーに語る、娘と君が舞踏会で出会っていたら家族になれたかもしれない。という話に本当に胸が締め付けられた。
性暴力をこの世から無くして欲しい。切実に。

今も苦しい。自分が主人公だったらどうしていただろう。
最初のポーの実際の言葉の
「生も死も曖昧なものである」というのは主人公の娘を失ってからは死んだような生であることや、娘のレイプされてからはもう生の喜びをなくし、死ぬしか無かったということを表していて、あの言葉の真価は最後のワンシーンでなるほど。。。と思うのはあまりに残酷すぎる。
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