エンタメ脚本として、よくできてる!ここまで脚本が上手な韓国映画は、わたしが昨今みたなかでは、数年ぶりじゃないか。
わたしが良いと思ったのは、
・終始鍼の使い方のうまさ。何回鍼が作中のキーポイントになったか。どれも上手だった。鍼をここまでエンタメとして使い倒した作品をわたしは他に思い出せない。「ブラックジャック」の琵琶丸以来?とはいえ、あいつ脇役だしな。
・構成。大きく3つに分かれた構成で、メインどころの時間軸は子の刻から夜明けまでの数時間。ここに全部のハラハラドキドキを持ってきてる。すばらしい。
・あとはリュジョンヨルもよかったな。「応答せよ1988」が彼を見た最初だけど、なんていうか、何を考えてるか、何をみているのか、一見わからない感じの、空っぽな演技がはまるタイプの俳優で、この作品のこの役柄にはぴったりだったのでは。
ドラマ部分も、中盤まではよかったよ。最後はいつもの韓国ドラマだけど。
以下ネタバレ
なんですんでのところで助かったのかは、ちょっとわからなかった。弟も元気そうでよかったね。