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猿の惑星/キングダムの特売小説のレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
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知恵を取り零した人間がおっぱい隠してるのなんでなんだぜ、とか、エテ公が発明した言語がなんで英語なん、とか言って嘲笑うでしょ。

これで邦題が「エイプ・ウォー30XX」とかでエクストリーム配給、もしくはアルバトロスリリースだったら。

詰まり。

20世紀フォックスの高らかなファンファーレが宣言する権威、それに頭を垂れる気のないシットな俺なんかはティム・バートン版を観てピンと来ず、そして直近の3部作の一本目もまた乗り切れず、な部外者または初心者として本作に臨みまして。

さすがに劇映画の都合上の仕様については突っ込めない程度の格調を感じはしましたけれども、作り込まれた映像の前では。

自然に侵食された文明の名残、その絵面で手を使わずに射精出来る身としては。

ただそれでも。

物語としては前振りで終わってるしアクションシーンは生身感皆無だし、で以てなんも印象に残らないあれなんすよね。

どこからどう見ても猿だな凄えなー、とか王国の主で在ろうとするやつやっぱ馬鹿に見えるなー、とか「ベスト・キッド2」のでんでん太鼓じゃん、とか、そんな感想が精々でしたよね、と。
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