このレビューはネタバレを含みます
おまえら、もうここに住め！
連れ去られた仲間たちはさぞ過酷な労働に従事させられていることだろうと思ったけど、割と自由に暮らせてる？感じ。
ゴジコンのスカーキング帝国のナゾ労働を見た後だと、みんなでここで暮らそやって思ってしまう。
途中までかなり丁寧に作っているなーと思ったけど、堤防爆破のあたりから文字通り堰を切ったような崩壊を見せる。
少し前まで、イーグル族が避難したら爆破な！って約束してたのに、関係なしに爆破する少女。プロキシマスより全然タチが悪い猿虐殺サイコパスガールである。
そもそもシーザーの教えである「エイプはエイプを殺さない＝同族殺しはダメ〜」を破った時点で雲行きは怪しい。
そもそも人間はシェルターをなんであんな場所に作ったんや。あと海水が全然海面より高く来てて笑った。
ラカは絶対あとで助けにくるや〜んって思ってたら河で退場。死んじゃったんか？
イーグルサンの件は丁寧にやっていただけあって、最後は気持ちが良い。鷲をファンネルのように使い、プロキシマスをボコボコに。けっこうエグい描写。そもそも周りはみんなイーグル族なら助けんかい。
冒頭で「あれから数世紀がたちー」って入るけど、これのせいでラストにすごい違和感が出てくる。けっこうな文明を維持してるやん。ただ逆に劇中で少女がUNIQLOで売ってそうな服を数世紀たった世界で着ている違和感があったけど、最後でそこがそうならそうかと納得。
プロキシマスの部下のライトニングはいいチンピラっぷりで、しっかりハゲていた。ゴジコンでもそうだったが、サルのチンピラ＝ハゲなのは様式美なんだな〜と思った。
予告で猿と人間が手を組めば最強みたいな宣伝をしていたけど、最後はけっこう懐疑的な終わり方をしていて個人的には良かったです。仲良しこよしは興醒めなので。
少女の目的が最初からあの機械の奪取だったとしたら、猿虐殺も納得。別に友達じゃないもんね。
プロキシマスはシーザーの教え、そんなに捻じ曲げてないし、嫌な感じするけど、エイプ的にはそんなに悪い奴じゃない気がする。こいつが村上燃やしたわけでなし。
