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そして、ひと粒のひかりのodyssのレビュー・感想・評価

そして、ひと粒のひかり(2004年製作の映画)
3.2
【南米コロンビアの希望のなさ】

南米はコロンビアで希望のない暮らしを強いられる若い女が、望まぬ妊娠をしてしまい、おまけに職場が嫌になってやめたこともあり、ふとしたことから麻薬を米国へ密輸出する運び屋の仕事をする様子を描いている。結局は米国で暮らし続けようとヒロインが決意するところで幕となる。 

ヒロインのカタリーナ・サンディノ・モレノが魅力的。麻薬を運んで(胃の中に小さな容器をいくつも詰め込んで運ぶのだ)途中気分が悪くなったり、危うく空港で見破られそうになるシーンが迫力。 

ただ、コロンビアの状況は日本人にはよく分からないので、前半でそういう描写がもう少しあるとなお説得的だったのでは。
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