【虻蜂取らずの韓国アニメ映画】
韓国のアニメ映画。
22世紀、人類の大半が滅亡し、一部が「エコバン」という都市の内部と、エコバンに拒まれてその周辺部で生きているという設定で、エコバン側と周辺部の抗争を、かつては幼なじみとして育ちながら今は双方に引き裂かれて生きている男女の愛をからめて描いている。
作画などには問題がないが、全体としての満足度はわずかに足りない気がする。私の見るところ、幼なじみ同士の愛情をもっと前面に押し出すべきなので、エコバンをめぐる未来図のスケールや細かい内部事情などはそうでなくとも不足気味なのだから、結果として虻蜂とらずになってしまっている。
ヒーローとヒロインの印象が強くなれば、その辺の弱点はカバーできたはずなのだが。