矢吹

君に幸あれよの矢吹のレビュー・感想・評価

君に幸あれよ(2022年製作の映画)
3.8
お前もう帰っていいよって、かっこいい。
タバコ。ガラケー。蒲田。wgp 感。
2020年、明確にヤクザ映画であるというかは、めちゃんこヒューマンであった。
まあ、個人的には、めちゃんこヒューマンだと思って見に行ったら、意外とヤクザだったんだけど、
ヤクザっちゅうか、半グレなのか、2/3グレなのか、フルグレなのか、ヤクザなのかわからんけど、
とにかく、堅気じゃないから、
そこに関しては、すこし、距離感が難しいと思っちゃっては、いました。見つつね。

だがしかし、普段の生活では関わらない界隈の話だからこそ、世界と繋がってる。
感じがするじゃん。っていうことよ。
舞台挨拶がついてて、性悪説チックな悪い人は、誰もいないって話もあって、彼と彼の周辺の変化。
かつての罪がついて回るし、最悪の訪れと最高の誕生は同じタイミングであるし、建前でヘラヘラしてるやつはヘラヘラし続けることのできる世の中でございます。
みんなに幸あれよ。
俺は全然最後に余った分でいいんで、ほんと。
作品の中も地球の中もみんなに。
幸あれよ、めっちゃ余るぐらいに。

タイトル良すぎる。

行間がめっちゃある。
変わったって言ってたじゃんのところとか、
長く回すところの、間がすげえ楽しい。
留守電とか、過呼吸とか、超いい。
じっくり。すげえじっくりで、一緒に呼吸させてくれる時間がある気がして、それが、気持ちよくて、しんどくて、ヘブかったです。
水めっちゃ飲むのも。

死んじゃダメ、死ぬな。
過去のバラバラからどんどん、現在がわかっていくし、未来に進んでいく日常の風景のなかで、どんどん仲良くなってく形。見やすい。

超騙された(子役)の彼よ、たぶんよ。
最後までたっぷりでおもしろかったよ
まじでラーメンうまそうだったよ
矢吹

矢吹