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あしたの少女のjuriのレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
4.5
同監督の前作も軽いテーマではなかったが、その5倍は重い。正月に見たの後悔したもん(去年は楢山節考見てるし、何やってんだあ)。

重いが、労働環境が更に最悪な日本でこそこの映画はもっと見られるべきだと思いました。日本での自◯ってほんとに軽く扱われるよね。みなさまはコールセンターで働いたことありますか?私はバイトだけど3ヶ月だけやったことありますが、苦情や解約受付でなくてもかなり精神的にくる仕事ですよね。

娘がダンスが好きだったことを知らなかったお母さん、どうなんすか。真偽は分からないけど、ソヒがSOS出したときも(「仕事やめていい?」と聞いたとき)聞こえないふりしたし。あらゆる不幸が重なって起こった事件。考えれば考えるほど脚本がよくできている。

きっと監督は若い世代の苦しみを伝えたいんだと思う。一点集中で、そこだけどうにかできないかと葛藤してる正義感の強い方なんだと、前作も含めて鑑賞して思いました。

しっかし重いしスッキリしないので、メンタルが落ちてるときにはおすすめしません!!
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