かりん1

あしたの少女のかりん1のレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
4.7
あらすじを読んで ぺ・ドゥナが出るので視聴を決める。

感想👇

冒頭 
倒れても 倒れても
ダンスを踊り続ける 『ソヒ』

《ソヒの話》
ブラック企業に勤める新人のソヒが 水死体で見つかった。

《ソヒは 何故死んだのか?》

通信会社のオペレーター『ソヒ』はまだ、見習い中。

悪辣な会社のようで 成功報酬
でさえも 理由をつけて渡さない。

その会社のチーフも『自殺』した。
内部告発の遺書を残して。

チーフの自殺した現場を見たソヒは 次第に精神が不安定になり、会社の上司に暴力を振るってしまい 定職処分の原因となったのだった!

『ソヒの水死』は
その定職中処分中の出来事だった。

この会社は 反省もなく自分達に不利なことは 全て『隠蔽』している。
《社員に覚書まで書かせて...。》


後半は、
刑事《オ・ユジンの視点から》

オ・ユジン(ペ・ドゥナ)の憤りそのものが 現社会の仕組みへの痛烈な批判❗️

《実習性の悪辣な仕事内容の実態》
《学校の就業率の問題》
《韓国の就職難の実態》

このような会社で 弱い立場の人間は、精神だけでなく生命までも 

『奪われてしまう』

『強者』が 『弱者』を いとも簡単に捻り潰す様子
※実際は もっと酷かったのかもしれない。


携帯にはたった一つだけ残された

ソヒの『動画』

《元気に踊るソヒの姿》

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⚫︎実際にあった 『ホン・スヨン』さんの話をモチーフにして 作られた映画。

⚫︎映画の影響で現場実習生の保護を求める世論が高まり、法律が改善されたようです。

このような映画がなくても 弱者を守るべき法律は どんどん整えていくべきだと思います。


《次のソヒ防止法》

今後、実習生に強制的に仕事をさせたり、暴行・脅迫・監禁した使用者を、5年以下の懲役または5千万ウォン以下の罰金刑に処すことになる。「職場内いじめ」に対しても、使用者や学校長・教師に申告することができ、申告を受けた者は直ちに事実確認のための調査をしなければならない。
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