scarecrow

あしたの少女のscarecrowのレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
4.0
韓国らしく中途半端な甘さがなくて、好感が持てる作品。
親も含めて主人公に関わった人々が少しでも彼女のことを見ていてあげたら救えたのに。でも、その余裕がないのが今の世の中なんだろうけど…
結局どこの国も同じで、弱い者から搾取して世の中は成り立っているのですよね。もうこれは誰の責任とかではなくて、巨大な資本主義の仕組みであり、人間の本質なんでしょ。なので、まともにその仕組みに立ち向かおうとしても時間の無駄で、悲惨な結末になるのがほとんどで、世の中なんか変わらない。変わったと思っていても他の形になっているだけで錯覚でしかない。
そんな世の中なら、たとえ悲惨な結末になっても本当の自分を見て涙を流してくれる人がいれば幸せとも言えるのかな…
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