このレビューはネタバレを含みます
令和のアナベル
そんな安っぽい安直なキャッチコピーがすぐ浮かんでそのままレビューに書いてしまうほどぴったりだった。
身内の不幸で子供を育てることになるが、おもちゃ会社で働いてるのにもっぱら子育てなんて興味もないし仕事が人生での最優先事項。
そんな主人公と姪がどう仲良くなるか、は普通のヒューマンドラマだが、これはミーガンを通じてどうふたりが仲良くなるかを近未来ホラーで包んで見せてくれる。
私も自分の興味の矛先が人生の最優先事項だから、子供どころか色恋すらもどうでもよくなってきている。周りの友達のように”普通”に家庭を持つなんて想像すらつかない。だからミーガンがあったら私も全てを託してしまうと思うが、最後にミーガンをぶっ壊すのだから、完璧に見える育児はやはりそれでは家庭ではないのかもしれない。子供に必要なのはなんでも答えてくれる親ではなく、考え方を教えてくれるメンターなのでは。
グローブはめてからの起動の仕方が無駄にカッコ良すぎたのでラストのブルース展開予想してたけどもうあれはお約束。
エクス・マキナ的なエピローグよき。