期待通りのスリラーホラー！！
おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなAI人形「M3GAN（ミーガン）」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。
BlumHouseとジェームズ・ワンの組み合わせといえばマリグナントでテンション爆上がりした記憶もまだ新しいのに早くも新作公開！
本国予告編からワクワクが止まらなかったのに、今回は日本でのプロモーションにもお金かかっていて期待は上がるばかり。
なのに中々タイミングがなく公開翌週に鑑賞。
いやー、面白かっった！！設定などはまぁ予告編の範囲内に収まっているのにキャラクターやアクションでモリモリにスリラーとして盛り上げてくれている。
似た題材だと2019年版のチャイルド・プレイがあり、人形のAIによるヤンデレシンギュラリティという点ではほぼ一緒なのだけど本作はAIに頼りすぎずにアクションで魅せてきているにが推しポイント！
マリグナントでのホラーらしからぬハイスピードアクションに興奮した人は本作も絶対に観ていただきたい。
M3GANの性格モデルなどはどこから引っ張ってきたかは見えてこなかったけどその分独立した人格構成になっていて何をしでかすかが分からずでワクワクさせられました。
文字通り鋼の体だからか物理攻撃をノーガードで受けて受けて反撃してくるスタンスは粛清対象としての認識するために敢えて泳がせている感じもまた姑息。
もしケイディの両親が健在な状態で周りの人間もM3GANに愛を与える余裕があったのならM3GANも全く別の性格になっていたのかもしれないなぁ。
ケイディのM3GANへの執着も人類のスマホやテクノロジー依存のメタファーのようで怖かった。
最近だとチャットGPIといった高性能AIが現れてさらに人間とAIの距離が縮まったわけだけど、そうなってくるといよいよシンギュラリティが起こるXデーは遠くないのかもしれない…
チャットGPIのようなAIが人を操って完全犯罪を起こすようなホラー映画もそろそろかな
