このレビューはネタバレを含みます
これをB級ホラーの類と思って敬遠したら損です。
私はこれをZ世代にとってのロボコップ的作品になるものと確信しました。
素晴らしい点は、まず第一にミーガンのアンドロイド（作品上は玩具会社のAI人形）としての描写が非常に細かく、どういうアルゴリズムで制御されているのか、ミーガン自身がそれを破壊して自我を増長させているななど、想像力を膨らませてくれる要素が盛り沢山であること。
第二に、これはIMDBのトリビアとしても紹介されていますが、製作陣が意図的に残虐シーンを削ってPG-13として通用するレベルにし、そして尚且つ行間によって十分その残虐性が伝わるようにしたこと。
2024/1/7現在、AmazonPrimeVideoにて視聴可能なので、ホラーと思わずに是非観てもらいたい。逆にロボコップも今でこそ愛されている作品だが、元々はバイオレンスSFアクションであり、残虐シーンは初っ端から相当えぐかった。そういう意味ではミーガンの方がまだましというか、映像も美しく、音楽もよい、良作品です。ただサラウンド効果についてはそこまでとは感じず、エンドロールの音楽に一番効いていたような。限りなく5に近い4.8です。
