期待していたほどの内容ではなかった、というのが正直なところ。ジェームズ・ワンのB級ホラーテイストの作品ということでは間違いなく面白いんだけど、AIアンドロイドの描かれ方にもう少し未来性を期待してしまっていた。
子供の世話にスマホやタブレットを与えて見させるというのはもはや主流なのかもしれないが、その弊害や懸念というものをミーガンに置き換えて具現化している感じ。しかしそういったものは他でもいくらでも語られているし、現実はもうそのステージで語るには遅すぎるという状況で、AIとの共存という視点をもっと観たかった。
ミーガンの凶行はAIの暴走ではなく、穴のあるプログラムを書いた人間のせいである。そこに触れられていたのは良かったし、これこそが今後のAIを語る上での肝になるかな、と思う。
