AIが暴走して人間を襲う、
ありふれた物語でした。
でも、とても楽しめました。
2020年代のテクノロジーの延長にある映画だったので、現実味ありましたね。
ミーガンの造形が絶妙。
ミーガンは、見事に「不気味の谷」に落ちてました。
〔不気味な谷現象は、1970年代にロボット工学者の森雅弘氏が提唱した〕
〔人間のような性質を持ったロボットに、人はどんどん好感を抱いていくが、人間に近づきすぎると逆に不気味さを感じるという〕
おもちゃメイカーの商品開発の仕事についているジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、交通事故で両親を亡くした姪のケイディを突然引き取ることなった。
ケイディはふさぎこみがち。
上司から新たな商品開発のプレッシャーをかけられているため、ジェマはケイディに十分構っていられない。
そこで、ジェマは、開発段階にあるAIミーガンをケイディに与える。
それは、ミーガンの性能を試す実験を兼ねていた。
ミーガンとケイディのやりとりを見た上司は、ミーガンが爆売れ商品になる可能性に気づき、ジェマにさらに発破をかける。
多忙になったジェマは、ますます姪をミーガンに任せてしまう。
ミーガンに過度に依存してしまい、関係へ没入するケイディを危惧するも、時すでに遅し。
いつしか、ミーガンのケイディへの執着は狂気となって暴走していく…
ジェマ役のアリソン・ウィリアムズは、『ゲットアウト』のあの人だから、信用できない感が醸し出されて良かったです。
姪ケイディも、終始不機嫌そう。
その態度が観客の恐怖やイライラ感を煽ってました。