宝くじ高額当選を果たしながら全て呑み尽くしたアル中女の人生再建物語。
まず!主演のアンドレア・ライズボローが「オブビリオン」での透明感あるヴィクトリアと同一人物とは分からなかった。
そして虫酸の走るビッチぶりが強烈で成り切り様が凄いだけでなく、表情の変化で語る演技は見事だった。
周囲から嘲笑され見捨てられドン底から這い上がるアル中なのに更生施設に入所するでもなく、モーテル経営者スウィーニーの助力を受けながら、何度も挫折しながらほぼ自力で立ち向かうのは相当な根性だと思う。
だからダイナーが軌道に乗ってくれたらいいなと願うけれど・・・、でも本当の願いはそこじゃないんだよね、分かって欲しい人に分かってもらうのが1番。
レスリーの癒しとなっているカントリーミュージックがアメリカ南西部のムードを彩り印象的。
失敗してもどこかに希望はある、そう思わせてくれる良作。
良かった。
監督 マイケル・モリス
キャスト
アンドレア・ライズボロー
オーウェン・ティーグ
マーク・マロン
アリソン・ジャネイ
アンドレ・ロヨ
スティーヴン・ルート
ジェームズ・ランドリー・へバート