このレビューはネタバレを含みます
カンフー映画のスタントマンの方のインタビューによるドキュメンタリー。
日本が中国侵略してきたせいで京劇の人達が香港に逃げ、学校ができ、貧しい子供たちなどがそこで訓練して、衰退していた京劇ではなくカンフー映画のアクションを担当するようになり、、、という歴史と共に、当時の方々がどんなことを思ってどんなことをしていたのか、実際のシーンと共にお話されているものでした。
80年代の全盛期から衰退している現在まで、香港映画の流れとどのようにブームになっていったのか、どれだけ無茶していたのか。
スタントマンの皆さんにとってはそれしかない、感じでした。超厳しいサモハンだったり、逆らえない断れない雰囲気。今だとなかなか難しいのかなと。
生身の人間の凄さを感じました。
そして、スポーツの世界とか最近だとKーPOPの世界とか子供の頃からたくさんの犠牲もありつつ厳しすぎる世界があってそこで生き残った人達がこういったブームを作るのかなと。そこには実際に貧しい環境、生きるためにという環境があって、ブームで裕福になると衰退していくのかな、なんてちょっと思いました。
死ぬまでに改めてカンフー映画をみなおして、スタントマンたちの姿を刻もうと思います。
2023-12
