金曜日のスプマンテ

Sin Clockの金曜日のスプマンテのレビュー・感想・評価

Sin Clock(2023年製作の映画)
1.6
タクシー運転手という都会のモブ(背景)を主人公にした映画は数多あり、職業自体に偶然と移動の要素がある為、ストーリー化しやすく映画的な職業であると言える。
役者陣は皆キャラが立っていて味わい深く、落ちぶれ感の中に色気を漂わせた窪塚洋介が絶品。ヨレヨレのジャージからキリッとしたスーツまで何を着ていてもスクリーン映えする。

それだけに脚本のユルさが大変もったいない。
「午前3時、合図はハザード3回」
主人公たちの計画の決定的なポイントが説得力に欠けるせいで総合的には残念な評価とせざるを得ない。

銃器描写の軽さは日本映画の決定的な弱点ですね。