ドンチードル

ナイン・マンスのドンチードルのレビュー・感想・評価

ナイン・マンス(1976年製作の映画)
4.0
え⁉️

工場で始まり、向こう見ずな恋愛する女性が描かれるのは恒例か。前までで工場で働く女性が男性社会に(女性の部分を殺して)適応してる女性たちなのかな、と何となく思ってたけど今作はより顕著にそうな気がする

そんな主人公は結構悪いんだが周りも周りで悪い。男女関係無さそう。ただ、一番責任を負って破滅に進んでるのは彼女。昔の男性のステータスとして家、車、女性を所有するって概念は本当にしょうもない。男性に押し負けて下手な恋愛をする彼女も彼女だが、そんなことわかってて突き進んでってしまうんだわな。この監督の描く女性主人公はそういう弱さというか、男性社会の強さか、まあいつも男性に押し負けてるんだが、それでも強く生きていくところが良い。というか強く生きていかなきゃいけないんだよな。

なんか皆さん普通にネタバレしてるけど最後のシーンが今作もすごい